ジョセフ・メリック 病名

～ジョセフ・メリック 病名～

ジョセフ・メリック（1862年～1890年）という方をご存知でしょうか？
イギリスで身体が極端に変形する病気を患った方です。

1980年には「エレファント・マン」という映画のモデルにもなりました。

この病気について、当時は「象皮病」とされてきました。
「象皮病」とは感染症の1つのようです。

詳しくはこちらでご確認ください⇒ウィキペディア（象皮病）

しかし、最近では「象皮病」ではなく「プロテウス症候群」だったので
ないかと言われているそうです。

「プロテウス症候群」とは原因不明の過誤腫性症候群のようです。

詳しくはこちらでご確認ください⇒ウィキペディア（プロテウス症候群）

ただ、絶対に「プロテウス症候群」だったとは言い切れません。
そこで、ジョセフ・メリックの遺骨からＤＮＡ鑑定を行うことになったそう
なのです。

なぜ、ここまで行う必要があるのかというと

・ジョセフ・メリックと同じような病気の患者への治療に役立つ可能性がある。
・病気の原因をはっきりさせることで、患者に対する社会的偏見を抑えられる。

と、リチャード・トレンバス教授はおっしゃっているそうです。

確かに、世の中には原因不明の病気で苦しんでいる方がたくさんいます。
そういう患者さんに対し、希望を与えることができるかもしれない今回の
ＤＮＡ鑑定は、とても素晴らしいことだと思います。

結果が出るのは来年後半みたいですが、ＤＮＡ鑑定の結果から原因を解明
できて、新しい治療法や治療薬が開発されることを願います。

また、ジョセフ・メリックが実際に受けた社会的偏見も、このＤＮＡ鑑定によって
少しづつでもいいので、無くなることを願います。

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